登山やキャンプで使う調理用のガスバーナーは、屋外レジャーの楽しみを膨らませてくれる魅力的な道具だ。リュックに入れて持ち運ぶことができ、山頂でお湯を沸かしたり、テント場で温かいごはんを作ったりする時に大活躍する。
国産の人気ブランド「SOTO」のバーナーは、愛知県豊川市にある新富士バーナーの工場で、人の手で組み立てられている。
コンロのように使うバーナー本体は、手のひらに収まるほどの大きさ。ガスの出力を調整する心臓部のパーツには、直径1ミリにも満たないリングなど、極小の部品も使われているという。時には顕微鏡をのぞき込み、ピンセットを操って作業する。
国内工場で製造「ロボットには任せられない」
SOTOの登山・キャンプ用バーナーは、愛知県の本社工場で人の手で組み立てられています。この道22年の凄腕(すごうで)社員の案内で見学すると、そこには組み立て作業と同じくらいこだわりを持っている仕事がありました
「ロボットに任せるのは難し…